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多彩な症状を示すCOVID-19

更新日:2020年7月16日

2020.4.30 ヒポクラ × マイナビ編集部

COVID-19は多彩な症状を示すことが報告されています。厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 2.1 版」によると、発熱、咳、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、頭痛、けん怠感などが多くの症例にみられます。下痢や嘔吐などの消化器症状も10%未満に現れることが分かっています。また、嗅覚・味覚障害を訴える患者もいます。


COVID-19は予想外の症状が現れることもあるため、注意が必要です。日本プライマリ・ケア連合学会発行の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き Version2.0」によると、熱がそれほど高くないのに強い倦怠感が現れることがあります。


これらの症状が約7日間続き、8割の患者は自然に治癒します。約2割の患者は肺炎を合併し入院が必要になります。入院した患者の一部は発症10日目以降に重症化し、集中治療室に入室するのが一般的な経過だそうです。


また、肺炎を発症した場合も多彩な症状がみられます。強い湿性咳嗽、息苦しさや呼吸困難が現れることもあれば、軽微な乾性咳嗽やほとんど呼吸器症状がないこともあるといいます。このため、日本プライマリ・ケア連合学会発行の手引きは「『咳や喀痰が大したことないから肺炎にはなっていないだろう』とは言えない」と指摘しています。


COVID-19の症状については、厚生労働省や日本プライマリ・ケア連合学会、日本医師会が発行している診療の手引きや診療ガイドに詳細が記載されています。


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