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日本人のCOVID-19死者が少ないのはなぜ? 共同研究グループが遺伝子の探索を開始

最終更新: 7月16日

2020.6.4 ヒポクラ × マイナビ編集部

COVID-19による日本人の死者が少ないのはなぜか――。その理由を遺伝子レベルで解明しようという取り組みが始まっています。慶応大学など8大学・研究機関が共同研究グループを設置。日本人の重症化に関わる遺伝子を明らかにした上で、有効なワクチンの開発を目指しています。


WHO(世界保健機関)によると、6月3日現在のCOVID-19による死者は、米国で約10万5000人、英国やイタリアなどの欧州各国で2万8000~4万人に上っています。一方で日本は死者900人と欧米諸国に比べて圧倒的に少ないのです。 その理由としては、マスクの高い着用率や社会的距離の習慣、医療システムの違い、遺伝学的な相違などが可能性として挙げられていますが、確かなことは分かっていません。


そのような中で、慶応大学、東京医科歯科大学、大阪大学、東京大学、国立国際医療研究センター、東京工業大学、北里大学、京都大学が共同研究グループ「コロナ制圧タスクフォース」を発足させました。 研究グループは、日本人のCOVID-19の重症者(死亡者30~60人を含む100~200人)、軽症者(200人)、無症状感染者(200人)から血液を採取し、遺伝情報を解析。重症者と軽症者・無症状感染者のデータを比較し、重症化に関わる遺伝子を突き止めたい考えです。


また、その解析情報を基に重症化の予防に適したワクチン開発を進めていく計画を立てています。


研究グループは9月をめどに、研究成果をまとめる予定です。


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『コロナ制圧タスクフォース』のホームページ