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「無症状期の感染例は多くない」 感染研がCOVID-19関連の定義変更に関するQA公開

最終更新: 7月16日

2020.5.1 ヒポクラ × マイナビ編集部

国立感染症研究所が「濃厚接触者」の定義を変更したことなどについて多数の質問が寄せられ、感染研はそれらへの回答をまとめたQAを公開しました。QAの中で感染研は、新定義で感染可能期間を「発病2日前から」としたものの、無症状期の感染例は多くなく主要な感染期間でないと説明しています。


感染研は4月20日、感染可能期間の始まりをそれまでの「発病した日」から「発病した日の2日前」に、濃厚接触者と判断する目安を「2m以内の接触」から「1m以内かつ15分以上の接触」に変更したことを公表しました。その後、多くの質問が寄せられたといい、感染研は内容を分類して7つのQAにまとめています。


定義を変更した理由について感染研は、サーベイランスをより適切に行う上で大切な知見が集積されてきたことを挙げています。また、定義変更は、国内の疫学調査の結果や海外の治験を含めて検討したと説明しています。


定義の範囲に含まれない「1m以上の距離」や「15分以内」であれば会話をしても感染しないのかという疑問に対しては、「感染しないことを保証する条件についてはよく分かっていない」としています。 また、COVID-19を疑う症状の中心は急性の呼吸器症状で、この症状を発症した2日前からが感染可能期間であると説明しています。一方で、国内における事例調査より、「実際に発症した方において、無症状期の患者より感染したと考えられた患者は決して多くはありません。そのため、無症状期は主要な感染時期ではないと考えています」と明記しています。


患者が使用した部屋の消毒については、最後の使用から3日間より長く経過していれば通常の清掃と換気でよいと考えられるとのことです。さらに、環境から感染したと考えられる例は多くはなく、過度に神経質になる必要はないとしています。


定義変更に関するQAはこちら積極的疫学調査実施要領における濃厚接触者の定義変更等に関するQ&A