連載

プロからプロへ

<プロからプロへ>救急受診する自殺未遂者に対する診療の現状と今後の展望

2018年11月15日 日本医事新報社

〜質問〜

【質問者・山下智幸 日本赤十字社医療センター 救命救急センター・救急科】

わが国の自殺者数は減少傾向にあるものの,年間2万人以上が死亡しています。10歳代後半以降の子どもや妊産婦の死亡原因として自殺は最も多く,問題となっています。救急はセーフティーネットの一部として,自殺未遂者の再企図を防ぐ介入を行うべきと思いますが,適切な診療に関する現状と今後の展望について,帝京大学・三宅康史先生にご解説をお願いします。

〜回答〜

「限られた時間内での標準的なケアを施すには,より深く学ぶ・知ることが肝要」

【回答者・三宅康史 帝京大学医学部救急科教授/帝京大学医学部 附属病院高度救命救急センター長】

救急受診する自殺未遂者が,最初から「自殺を企図したこと」が明らかで,その過程で外傷や急性中毒など身体的障害を被って搬送されてくれば対処法はかなり定型的…